バックドラフト(1991)

 

こちらも20数年ぶりの再鑑賞作品。

う〜んやはり面白い!

消防士さんすげえええええと感謝せずにはいられない迫力たっぷりの炎、印象深い劇伴、兄弟の確執と愛情を描きながら放火犯探しのミステリ要素も絡めつつ(この辺はアッサリ目ですが)、しっかりエンタメに仕上げてくるあたりロン・ハワード監督の腕の見せ所といった感じ。

「アポロ13」「身代金」「ビューティフル・マインド」等々、アメリカを代表する映画監督の一人と言っていいでしょう。

 

2時間ちょいの映画ですが、無駄なくテンポよく、万人受けする作品に仕上がってます。

あまり深〜く掘り下げることなくわりとさらっと描いているので、生死をかけたヘヴィな部分がありながらも一種青春モノのような爽快さを感じる映画です。青春というには年食った人ばかりですが(笑)。

メインは兄弟愛や主人公の成長ストーリー…といった感じですね。あと消防士たちの結束はバディものがお好きな方にもおすすめ。

一応恋愛要素も入れ込もうとしたのか、主人公と元カノが消防車の上でコトをはじめちゃったりというなかなかツッコミどころ満載のラブシーンもありますが(笑)、基本的には男たちのドラマです。

 

キャストは地味に豪華でして、コレホント語ると朝までかかりそうなメンツが揃ってるんですが(笑)。

 

主人公はウィリアム・ボールドウィン。

私は最初に見たのがシャロン・ストーンと共演してた「硝子の塔」だったのでタレ目の変態のイメージが強くて(酷いな!笑)、この映画ではわりに爽やかでびっくりしましたね。(オススメ出演作は「フェティッシュ」ですな。これもアレな役ですが・笑)

爽やかでびっくりといえば元カノ役のジェニファー・ジェイソン・リーもなんですが、「ルームメイト」「黙秘」とブルネットでダークな感じの役が多かったので(どちらかというとそういう役がハマる女優さんです)、金髪で「主人公の彼女」ポジションというのがかなり意外でした(笑)。

で、兄役はカート・ラッセル。この方は汗臭い役が似合うので、この消防士のにーちゃんはハマってますね。

その元妻役がレベッカ・デモーネイ…女性キャストはこの方とJJリーくらいなのでちょっと寂しい布陣です。

 

さらにバイプレイヤーで色々映画出てたJ・T・ウォルシュ(そういやこの方確か亡くなってたよな…ってググったら1998年で、そんなに経ってたか〜とびっくりしました)、オヤジスキー的にちょっと好みなスコット・グレン、さらにはデ・ニーロとドナルド・サザーランドが脇を固めてます。

とくにドナルド・サザーランドが出番は少ないながらも強烈な印象。しかしこの方、今もこの頃とあんまり変わってなくね!?

似てるのでおわかりでしょうが、「24」のジャック・バウアーことキーファー・サザーランドは息子です。ドナルド父さんのほうがアクが強いというか目力が強い感じですね。

 

…と、まぁこんな感じのメンツですので、それだけでもう見ごたえがあります。

この頃の映画はやはりいいな!

ヒート(1995)

 

レオンに続きこちらも懐かしの再鑑賞。これも25年くらい前の作品です。

ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの競演が当時話題になりましたが、犯罪集団のボスとロス市警の刑事の攻防を描く男のドラマです。マイケル・マン監督はこういう「男の美学」的な作品が多いなあと思いますが、私的にはこれが最初の一本。

 

公開時のコピーがなかなかムード溢れてて、『叫ぶか、黙るか。二人は出会った。いま高鳴る銃撃のシンフォニー!』というものでした。(うろ覚えなのでググりました・笑)

銃撃のシンフォニーなんていうくらいですから、特に中盤の市街地での銃撃戦は圧巻。何しろ長い(笑)!もう延々撃ち合いが続きます。市街地なので一般人もうようよいます。恐ろしいですねえぇぇぇこれに巻き込まれたくないですよ、アメリカこわい(^^;)

昨今のアクション映画はわりと無駄にエグくてグロい死体を見せてきたりしますが、この映画はそこまでグロくなく品のある死体が多いのでご安心ください(安心ポイントそこかよ)。

 

刑事側はアル・パチーノがひたすらワーカホリックに(おかげで家庭は崩壊寸前)前線引っ張ってますが、犯罪集団の方は実に豪華な顔ぶれで、当時も豪華だと思ってましたがいま改めて見てもやっぱ凄いメンツ揃えてますね。

目立つのはデ・ニーロの片腕のヴァル・キルマー。

妻とケンカしてデ・ニーロのうちに転がり込んで床に寝てるとか、萌えポイントを外さないキャラです(笑)。ボスのピンチには惚れ惚れする勢いで銃ぶっぱなします。っていうか、私この方を格好いいとはあまり思ってないんですが(失礼!)、この映画の銃撃シーンはうっかり惚れそうなくらいめちゃくちゃ格好いいです。あとこの頃はまだシュッとしてるので…(最近はだいぶ貫禄がついてしまって…^^;)

で、ヴァル・キルマーの妻役がアシュレイ・ジャド。この頃色んな映画出てましたね…この映画は女は添え物的扱いですが、この奥様が一番印象に残ってるかな…最後の行動がナイスです。

犯罪集団の方は他に名バイプレイヤーのトム・サイズモアとか、いかつい風貌のダニー・トレホ兄貴(のちにスパイキッズでいい人演じててすっかり惚れた・笑。ギャップ萌えです…)、そして名優ジョン・ヴォイト…いやホント豪華ですね。

あと、アル・パチーノの娘(義理の娘)役はナタリー・ポートマンですね。レオンから1~2年後くらいなのかな…急にティーンエイジャーに成長してる感じですが。情緒不安定なティーンを演じてます。

しかし刑事の方は家庭崩壊寸前なのに、犯罪集団の方はみんな家族ぐるみで和気あいあいなところが何とも皮肉。まぁそのくらい信じあってないと一緒に犯罪なんて犯せないでしょうが、仲間内には人情に篤いボスの人柄がわかる一幕。

 

3時間近い映画なのでもうちょい尺詰めれなかったのか??と思う部分もわりとありますが、出演者が豪華なので鑑賞には耐えうるかな…と。

でも長いです、ええ(^^;)

レオン/完全版(1994)

 

何を今更という感じのレビューですが、それこそ10年以上ぶりくらいに観たのでレビュっときます。

なにしろこのブログ前の作品ですしねえ…(笑)

Amazonプライムの対象作品で昔見た映画色々見れるので観返してるところです。温故知新ということで。

…そんなわけでこの画像リンク、楽天ブックスさんから借りてきてますが、商品は欠品してて買えませんのであしからず(^^;)

今コレ見ようと思ったらAmazonで見るかレンタル屋さんで探すか中古買うかの三択になるかと…。

ちなみに私はこの作品のソフト持ってますが、ブルーレイでもDVDでもなく、VHSです(笑)。ビデオテープの時代でしたねぇ…

 

さて前置きが長くなりましたが…。

 

孤独な殺し屋レオンと家族を殺された12歳の少女マチルダの交流を描いた作品。

当時の映画雑誌かなにかで、リュック・ベッソン監督は自作品に色のイメージを持ってて、この映画は「ピンク」だという記事を見た覚えがあります。

確かに、冒頭レオンのクールなお仕事風景で始まり、マチルダちゃん家族の惨殺が続くわけですが、その後の二人の交流は殺伐とした舞台でありながらも暖かい。心は大人なマチルダちゃんが何事も押せ押せな感じ(笑)で、巻き込まれ気味のレオンは大きな子供のようで可愛いのです。

劇場公開版と完全版の両方を見ましたが(しかし今は劇場公開版ソフトは出回ってなさそう??)、この二人の関係が完全版の方が「父娘」とか「師弟」というよりもより「男女」として描かれているので、正直初めて観たときはなんだか生々しくなってしまったなぁと思いました。自分がレオンくらいの年齢になった今見ればそれほどでもありませんが(苦笑)。

劇場版だとカットされていたシーンが補完されたことでより一層深みが出たことは確かですしね…劇場版だと突然二人が一緒に寝てたんですが、完全版でその前フリがわかりましたし。

レオン役のジャン・レノがあまりそういった生々しさを感じさせずストイックな感じを出してるのが幸いしていると思います。これがエロオヤジ臭漂うようなタイプだったらロリータ案件になってしまったところです。

この映画がデビュー作のマチルダ役ナタリー・ポートマンは少女特有の色気を醸し出しててはっきり言って成長した今とかより色気がある気がしますが、作中で18歳だなんて嘘ついても無理がありすぎるぺったんこ体型なので(笑)、大人ぶってる早熟な子供だな…という感じに収まってます。

 

メイン二人のハマり具合に加えて、汚職麻薬捜査官のゲイリー・オールドマンも全く共感する部分のないクソ野郎をガッツリ演じてますし(この方は基本的にこの頃イッちゃってる役が多いですね・笑)、レオンの元締め的なダニー・アイエロもいい味出してます。

…しかし私は何度見ても、ダニー・アイエロ演じるトニーさんがホントにちゃんとネコババせずにレオンの稼ぎを蓄えていてくれたのかが気になってしまいます(苦笑)。まぁレオンは金に頓着してなさそうなので余計なお世話ですが。

 

エンディングに流れるスティングの『シェイプ・オブ・マ・ハート』もめちゃくちゃハマってるし、エリック・セラの劇伴も印象深いです。

実のところリュック・ベッソン作品はさほど好きでもないんですが、この作品だけは好きですね(レオン以前はもっとフランス映画らしいのが多いので娯楽映画好きの私にはイマイチだし、レオン以後ははっちゃけ過ぎな感じで…笑)

この映画を見ると今でもブタさんの鍋つかみを買いたくなります。

当時ホントよく売ってましたよ(笑)。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002)

これはいつの間にやら結構前の映画になってしまいましたが、確か面白かったよな…という記憶だけで内容結構忘れてたので二度目の鑑賞。

このブログにも記事書いてないようですし…2002年制作の映画だから多分このブログ始める前ですね。

おいおいそんな前の映画だっけ…?(^^;)

 

そんなわけで改めて。

 

天才詐欺師と彼を追うFBIのお話なのですが、これが実話ベースというのが凄いです…どこまで脚色してるかはわかりませんが、ホント現実は小説より奇なりといった感じ。

基本的には実話ベースの話は苦手なのですが(最後に字幕で映画後を説明されちゃうと興ざめすることが多いので^^;)、この映画は面白かったです。

 

主演の二人はワタクシ的にはあまり食指が動かないんですが、この頃のディカプリオはまだ貫禄もついてないし可愛いですね(笑)。

27〜8歳で10代の高校生演じて違和感がないんだからな〜〜(そりゃオヤジスキーの私の好みからは外れますよww)

トム・ハンクスはなんとなくもさっとした、頼りになるような鈍くさそうな(笑)、人のよさそうなFBI捜査官を好演。

犯罪者と捜査官の追いかけっこを描きながらもハードな展開もなく、妙に人間味あるドラマに仕上がってます(なんせ監督スピルバーグだしな!)。

 

そんな味のあるドラマに一役買ってるのがディカプリオの父親役のクリストファー・ウォーケンですね。(結構好き・笑)

この父親とのやり取りがあるので、ディカプリオ演じる主人公が周りを騙しまくっている犯罪者というより、心底家族の愛情を求めている哀れなティーンエイジャーにしか見えず、観ててつい応援してしまうのです。(こういう役はディカプリオハマってるよな〜)

 

追いかけっこが終わってからの展開は少々スケールダウンしますが(まぁ世界を股にかけて詐欺してたところから、組織に首根っこ押さえられちゃうわけですしね)、天才詐欺師からのまさかのリクルート(笑)に「これ実話かよ!?」と驚きつつ、犯罪者と捜査官の友情にほんわかとさせられるのです。

マダム・フローレンス!夢見るふたり(2016)

 

実話ベースの映画は苦手なのでその辺微妙なんですが、とりあえずこれが実話っていうことに驚き…超音痴な歌手の話です。

超音痴だけどまっすぐ音楽を愛したマダム…彼女の歌手になるという夢のために奔走する夫の愛情、そして彼女を愛する友人知人たち…と、いい面を見ればまぁ綺麗にまとまるのかもしれませんが……

 

これはなんというか……正直イタい(爆)。

自分が音痴だと全く気付いてないし(それどころか才能溢れてると思ってる)周りも教えてくれない裸の王様状態で、信奉者だけを相手に歌ってるなら暖かく拍手してもらえるが、そうじゃない人達は笑いをこらえるのに必死になって客席にいるわけですよ…っていうか爆笑してヤジ飛ばしたり。そのシーンでイイ感じの救いの手も入るわけですが、そもそもこうなることは容易に想像できたわけで、現実(超絶音痴)を見せずに舞台に立たせたのもそれがマダムの夢とはいえどうかと思うんですよ…自分がこれやられたら恥ずか死ぬわ。

いやもうマダムが幸せならそれでいいのかもしれませんが…新聞で酷評する記者がマダムの夫に「あなたは彼女をおだてて恥をかかせたし、音楽への冒涜だ」という発言をするんですが、まさに同感です。

あと、舞台衣装も凄いんです(遠い目)…これはマジなのかコメディなのか、笑っていいのかホント悩む感じです…(爆)

 

さてそんなマダムをメリル・ストリープが演じてるわけですが、コレ、歌ってるのも本人なのかな…メリル・ストリープならそのくらいやるだろうな…

わざと音痴に歌うのって相当難しそうですが、そこはもうさすがというか…ラストの夢のシーンではちゃんと歌ってるのがまた凄い。

役者陣はいいし、映画の作りもいいのでしょうが…私としては、マダムに現実を教えてあげてよ!!(教えたところでマダムは絶対の自信を持ってるので信じないんでしょうが…自分の歌声の録音聞いても音痴だと思わないのが不思議です…)ともやもやしたので微妙な感じですね〜(^^;)