バイプレイヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜(2021)

 

TVシリーズ3作を経ての劇場版。

3作コンプリートしてるオヤジスキーのワタクシとしては見ないわけにはいきません…が、シリーズ2作目で大杉漣さんがお亡くなりになってしまったので(泣)、それ以降私的にはちょっと失速してしまった感はありまして…

 

というわけで劇場版。

ドラマ3作目に引き続きサブタイトルに100人と冠されてますが、内容も続編的な感じ(作中作が同じ)なので3作目は見ておいた方がわかりやすいです。ドラマであったみたいな作中作や俳優さんについての字幕説明もないですしね。

厳しい見方をするとわざわざ映画にする内容か?というお話ではあるんですが、大勢で漣さんの追悼をするべくぶち上げたお祭り映画だと思えばラストの写真一枚だけでじんわり泣けてきます。

綺麗にシリーズ完結した感じです。

 

私としてはメインのおじさんたちがわちゃわちゃしてるのが好きだったので(笑)、若手のエピソードがメインになってくるとちょっと違うなぁという気がしてしまいまして…まぁそれはそれで面白いんですけどね。

私としてはドラマ1作目が一番面白かったかな…漣さんも寺島さんも出てますしね。

ドラマ3作目にはちらっと寺島さんが出てたので映画も出るかなと期待してましたが出なかったので残念!

地獄の花園(2021)

 

予告見て面白そうだったので気になってたんですが、アマプラに登場したので鑑賞〜。

 

いや〜馬鹿馬鹿しい映画でしたね(※褒め言葉)!

こんなOLありえないんですが(笑)、コメディだし映画なんだからリアリティは放っておいていいです。

何しろエンケンさんがミニスカでOLやってるし(美脚!笑)、部下の3人明らかに男だろおまえらーーって感じなのにOL、という世界観ですから、まぁなんでもありですよねww

 

ストーリーとしてはまぁ普通のOL芽郁ちゃんが実は…なんだろうな、ってのは見る前から予想してたので特にひねりもない感じですが、とにかく皆さんかっとんだビジュアルしてますからそれだけで見ごたえはあります。

総じて鼻血垂れ流してたりしますが(爆)、芽郁ちゃん可愛いし、アリスちゃんも可愛いし、菜々緒さんはスタイルいいし、美女ウォッチング的にも楽しいです。

 

何も考えずに観れる映画ですね(※褒めてます)

メリーに首ったけ(1998)

 

90年代映画再鑑賞〜。

というわけでこちら、キャメロン・ディアスがブレイクした下ネタコメディ映画です。

 

ストーリはというと、タイトルどおりみんなメリー(キャメロン・ディアス)に首ったけになってしまう映画です(笑)。

最初は高校時代から始まるのですが、時代を感じる絶妙なダサさでその絵ヅラだけでも笑えます。

そこから阿鼻叫喚のプロムパーティ当日の悲劇(というか喜劇)になだれ込みます…(下ネタ注意^^;)

こうして黒歴史と化したプロムの日から13年経過し、未だメリーのことが忘れられないテッド(ベン・スティラー)が友人の紹介で探偵(ビジュアルからして胡散臭さ満点なマット・ディロン)を雇ってメリーを探し出すのですが…メリーちゃんの周りはクセモノだらけだし、探偵もメリーちゃんに惚れちゃって、みんなでメリー争奪戦になってしまうわけです。

 

それにしてもこの映画のキャメロン・ディアスがもう最盛期の可愛さでしてね〜。

それまでのセクシー路線から脱皮してショートヘアでナチュラルな役が大当たりです。

このメリーちゃん、そりゃこんだけ美人でスタイルよくて気さくないい子なら惚れるわ!っていうキャラなのですが、つくづく男運がないというか、ろくでもない男にしか惚れられてないよな…!(^^;)

あまりにも濃い変態ばかりなので、ストーカーと言われまくってるテッドが一番マシに思えてくるんだからな…(笑)

 

しかしこの映画改めて見てみると、まぁ当時でもアレでしたが、今やったら不謹慎ネタが多すぎてめっちゃ叩かれそうですね…いい時代でしたねぇ(苦笑)。

下ネタから始まり、ゲイや身障者ネタやら動物虐待やら、眉を顰める人は顰めそうな笑いを盛り込んでますので、その辺敏感な方は見ない方がいいです。

私は映画は映画なんで気にしませんが…さすがにヘアジェルのくだりは笑うっつーより気持ち悪かったです…(^^;)

犬好きには怒られるかもしれませんが、犬絡みのシーンが一番笑えました。まぁ犬の扱いがひどいわけですが、見るからにぬいぐるみですしね!

 

エンディングでNGシーンっぽい感じのが流れるんですが、皆さん楽しそうで微笑ましいですよ〜。

記憶にございません!(2019)

 

三谷幸喜監督の、相変わらずオールスターキャストなコメディ映画。

記憶喪失の総理大臣が主人公ですが、そんなに政治っぽいネタも風刺もなく(例えば田中芳樹の小説のような毒はなく・笑)、難しく考えなくていい映画です。コメディですから。

…ただまぁ期待したほど笑えなかったかな…最近笑いの沸点が上がってますから致し方ありません(^^;)

 

史上最低の総理を演じるのが中井貴一さんですが、イメージ的にはいい人って感じなので、記憶を失う前の映像でクソーッとか叫んでるのはなかなかインパクトあります(笑)。

あと無茶苦茶なのは木村佳乃さんのアメリカ大統領ですねww

一番いい味出してたのは秘書官の小池栄子さんかな。斉藤由貴さんの使い方もズルいです(笑)。

 

佐藤浩市さんが女装してキャディさんルックで出てくるシーンがあるんですが、映画本編中ではその顔とかあんまり見えなくて「どんななんだよ!?」って思ってたら、エンドクレジットでしっかり出てきました。

あえてここを選びますか!(爆笑)

三谷さんの映画はエンドクレジットなかなか面白いですよね。

フェティッシュ(1996)

 

コレ昔好きだったんですよね〜久しぶりに見たくなって再鑑賞。

こんなマニアックな映画なのにちゃんとDVDもブルーレイも出ててむしろびっくり(笑)。

 

監督・主演女優とも知名度がないのでクエンティン・タランティーノが製作総指揮したというのがセールスポイントだった作品かな(タランティーノが元ネタ映画に惚れこんで長編にして撮らせたとかそんなだった気が)90年代はタランティーノ勢いありましたからね。

ちなみに『フロム・ダスク・ティル・ドーン』のジョージ・クルーニーとタランティーノが作中のテレビ番組に出てきます(笑)。

 

というわけでこちら、コメディはコメディでもブラックコメディです。

 

子供の頃死体を見ちゃったせいで殺人に並々ならぬ興味を持つようになってしまった主人公ガブリエラが殺人現場専門清掃会社(!)に就職して、憧れの連続殺人鬼ブルー・ブラッド・キラーの殺人現場に清掃に行くことになり、ついには証拠隠滅しようとしていた殺人鬼とご対面…!というお話。ブラックだー(笑)。

このガブリエラが何歳設定なのかわかりませんが、非常に子供っぽい。好奇心から平然と残酷なことやっちゃう子供ね。

そんな子供っぽさが炸裂するラストシーンのガブリエラの表情が最高です。

ちなみに、エンドクレジット後にオチがあるので、そこまでちゃんと見ましょう。

ちょっとイイ感じになりそうな彼氏未満くん、こんな女でいいのか?思いとどまった方がいいぞ〜〜とか思いました(笑)

こちら90分ほどの映画なのでサクッと見れるのもポイント高いです。

 

で、富豪女性ばかりを狙うブルー・ブラッド・キラーくんがウィリアム・ボールドウィンなんですが、この頃コレとか『硝子の塔』を見たので私の中では彼はすっかりニヤけ顔の変態スケコマシ枠になってしまったという…(笑)

名誉挽回のためにちょっと前にレビューした『バックドラフト』をご覧ください…(^^;)